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ヲ印茉奈の日々いろいろ
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会社で「未読がのうなった〜」て言ったら同僚が貸してくれました。

古王国記シリーズ。陰陽師も一緒にだけど。

「サブリエル 冥界の扉」
「ライラエル 氷の迷宮」
「アブホーセン 聖賢の絆」

原題って、Old Kingdomとかかな。と思ってたらほんとにそうだった。
なんてまんまな・・・・・・


ともあれ、読み終わりました。
これさぁ、サイトで色々調べてみたけどなんか否定的な意見を見ないんだよね。
絶対数が少ないのかな〜。感想の。
・・・・いや、別に否定的なわけでは・・・・いや、否定的と言えない事もない?




とりあえず、まず入りにくい。
まず「サブリエル」
世界観が掴みにくいというか・・・いきなりぶっとばしすぎだろう。
説明無くいきなり冥界に行くとか、使われている魔術の説明も一切なし。いきなり名前出てきてそれが魔術だということも説明なかったからね。
結構進んでからやっとこ父アブホーセンの役割とか、ベルの使い方とかねぇ。
それでもアブホーセンの館に行ったあたりからちゃんと説明が出てきてわかりやすくなった。
モゲット好き。
アブホーセン付きの猫です。

で、結局アブホーセンが肩書きであり仕事はネクロマンサーとして死霊を冥界へ送り返すということ。とか、いろんなベルを使って仕事するとか。
でも「死霊の書」っていう本を読まなきゃとか言ってるけどそれがなぜなのかとかの説明がないんだ。
万事そんな感じなんだ。
結局「死霊の書」の説明ってば、シリーズ二作目のライラエルで出てきたし。しかも後半だし。しかもさわりっぽいし。

あ〜ダークな設定だし、文明社会と魔法社会が境界線で分かれていて、季節がずれてるとか面白いんだけどなぁ!!
な〜んかもったいないな。

作者は男性なんだけど、女性視点で書いててだからなのかなんとなく感情的に書こうとしてうまくいってないというか・・・・

でもほんと世界観とか設定とかは好きなんだよね。


まぁ、そんなわけでサブリエル(あ、タイトルが名前になってるのよ・・・・・・ということは、二作目は・・・・)に感情移入して読むのです。
父である現アブホーセンは考えがあってサブリエルを文明国側の学校に入れたわけで、アブホーセンがどういうものかであるかとか、そういったことをまったく教えてなかったのね。
だから父亡き後「私は歴代で最も無知なアブホーセン」とか言ってんの。

で、結局当面の敵を倒すわけですよ。
なんていうか、敵の描写が適当というか、苦労して倒したように思えんのだが・・・・まあいいさ。
道中一緒になった、二百年前にその敵と遭遇して、その時代のアブホーセンになぜか封印されていた王子とまあハッピーエンドといえるであろう終わり方。

じゃあ、次は、その後の実質滅んでいた国の建て直しとか、無知なアブホーセンとして勉強したり、それでもそれなりにがんばるとか読めるのね!!
って思ったのに・・・・・・思ったのに・・・・・・・


「ライラエル」
冒頭にて。
『古王国再建後 14年』て・・・・・・・
そしてライラエルという少女がって・・・・・・

ちょ、世代交代!?
まってよも〜〜!!あんまりだ!!!
せっかくサブリエルに感情移入してたのに・・・・・。読みにくくなっちゃった・・・・・ライラエルに感情移入が出来なくて非常に読みにくい。

まぁ、ライラエルはアブホーセンと同じく役目を負った一族の少女だけどその先見の力を授かれないという。
で、父親知れずで古王国再建年に生まれた・・・・・・あ、父親わかった・・・・

この二作目で魔術の説明とかあって、これって一作目がプロローグみたい。
でもプロローグというには話的につながってるわけじゃないんだよね・・・敵とかさ・・・・

で、その出生の秘密(まったく秘密じゃないと思うが)がわかるまでが二作目で、ライラエルと、国王とアブホーセンであるサブリエルの息子が交互で視点変わってたまに国王夫妻も出てくるぜ的な。
その息子サムが次期アブホーセンと言われているが、冥界に行くとか怖くて仕方ないとか、とにかくヘタレ。
いや、冥界が怖いとか普通の感覚なんだけどどうしてもアブホーセンとして働くとか想像できない的な。
んだけど、物に魔術を掛けることに関しては誰にも負けねぇ!
口の悪いお付きの猫に見事とか言わせるほど(笑)



3作目「アブホーセン」、国王夫妻が文明国側で暗殺されるっておいぃ!
サブリエルが好きなんだってば!!
まぁ生きてたけど。
でもやっぱりライラエルに感情移入できねぇ・・・・
でも重荷から開放されたサム王子は生き生きしてきた。
・・・はぁまあライラエルが次期アブホーセンでして・・・・・

でもまぁモゲットが居る分よかったかな。


でもさぁ、これがまた、太古の昔の一番最初の昔の賢者が数人掛かりで押さえ込んだというような超絶敵であります。
それを倒す方法をライラエルが過去を見てきたんだけどそれに必要な人とかなんとかが、まったく何の苦労も無く集まるわ、敵のすごさはあまり描かれずあっさり封印しちゃうわ・・・・・
おぅい!!
いらん描写を消してもっと敵のすごさとか書けばいいのに・・・・


てなわけで、なんかもったいなさの残る話でした。
あ〜あ。
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